SATIAN/39番外編 - 主にしょうもない話し -

日常であったしょうもない出来事やたまに宣伝

友人に唆されてレズ風俗に行ってきたお話・第2章 〜 Let’s Play ! 〜

性というもの。
私という人種は、まぁオタクだ。たぶん、きっと。
やおい(※1)もゆり(※2)もNL(※3)も、割と好き嫌いせずに何でも食べるし時には夢(※4)も食べちゃったりする。
しかしスカ(※5)、お前だけはダメだ。
しかし、中学生の時までは性的なコンテンツもやおいもゆりも、完全拒絶全く受け付けなかった。
潔癖とも言える嗜好が覆されたのは高校1年生の時。
『行け!稲中卓球部』(※6)との出会いだった………
稲中は、私のターニングポイントのひとつ、バイブルだ。この漫画に出会いそれまで抑圧されていただろうナニかが爆発した。

 

 

そんなわけで友人に唆されてレズ風俗に行ってきたお話、その3。
過去のお話はこちら→

satian39.hatenablog.com

 

satian39.hatenablog.com

 

レンタルルームに案内された私。黒服襲来に続きレズ風俗の嬢が現れた。
「こんばんわ!」
…!
ふ、普通の女の子だ!
何処にでもいそうな、色白で小柄な女の子。身長は150センチもないだろう、柔らかな笑顔の巨乳のまふゆちゃん(仮名)。
「あ、ふぁ、うぉ、ふぁ!」
緊張の余り私は声にならない声を出す。
なんとかお互い自己紹介を済ませ、まふゆちゃんはコートをハンガーにかけベッドに腰掛ける。私も隣に腰掛けるがガチガチだ。まふゆちゃんは緊張を解す為か積極的に話しかけてくれた。
彼女は普段教育関係のお仕事をしていると言う。学生時代、途中まではキャバ嬢をしていたがデリヘル兼レズ風俗のバイトにステップアップ。社会人1年目の今、時間のある夜だけこのお仕事をしているという。


「あれ、って事は、レズではないんですか」
「はい、ちがいます!」
どうやら、このレズ風俗でお勤めしている女の子は、基本的には男性相手のデリヘルがメインで、レズ風俗はお客さんのご利用があった時だけスタッフとして出動するとの事。
「やっぱりレズ風俗って需要がないので、それ一本でやるのは厳しいと思います。中にはレズ一本でやっている子もいるかもしれないけど」
この仕事を初めて一年半だが、レズ風俗のお仕事はこれで5回目だとの事。
「え、じゃぁ、女性相手にエッチな事するのって、最初はどうやって覚えたんですか」
「最初は『レズプレイ鑑賞コース』で入りました。先輩の女の子と絡んだのが初めてで、そこでなんとなく覚えました」
「鑑賞コース…ってことは、見ているのは男性?」
「はい」
「その男性、女の子が絡んでる間何してるんですか」
「オナニーです」
ほぅ…!!!
中には自分の奥さんや彼女さんを連れてきて、嬢と絡ませ鑑賞を愉しむ男性もいると言う。


まふゆちゃんはほんわかした女の子だけど受け答えはとてもキビキビとしている。楽しくて話も弾んだ。
10分も過ぎた頃「そろそろシャワー浴びますか?」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
いよいよ、playか。
お互い服を脱ぎ畳み、シャワー室へ。ただでさえ狭いシャワー室が、更に狭くなる!
これ、ふくよかな男性と一緒だったら身動き取れないんじゃないか…?
まふゆちゃんがシャワーをかけてくれる。あったかーい。
持ってきたボディソープをプッシュし泡立てる。そして体を洗ってくれるが…

前だけ???
しかも、あんまりマンマン(私は女性器全般の総称としてマンマンと言う。可愛いだろう)洗ってない…
尻に関してはノータッチ…(いや、使う予定ないけど
事前情報だと全身洗うって聞いていたのに。まふゆちゃんも、自分の前しか洗わない。しかも洗っている時間がとっても短い。



男性相手のデリヘルのときもそうなのかな…?尻穴舐めさせて or 舐めてくれとか言われたらどうするつもりなんだろうと疑問に思ってしまった。
うがいも、うっすーーーくしたイソジンでくちゅくちゅして、あとはお水ですすぐだけ。
あれ、この後リステリン使うんじゃないの??事前に得ていた知識と違うぞぉおおお!!!!
という気持ちを押し殺しシャワーも程々に、茶色で薄いタオルで体を拭いたら簡素なベットへ。
まふゆちゃんはタイマーをセットする。(プレイ時間に合わせ、物事の区切り区切りでタイマーをセットしておくのだ)
横になってくれと言われたので私は言われる侭に横たえる。



もはや、まな板の上のフナ。完全なるマグロ。緊張しすぎて動く事が一切出来ない。
年下のまふゆちゃんに「ふふ、かわいい」と言われながらまずキスをされる。
ちゅっちゅと軽いキッスから、徐々に舌を入れてきて。



タバコ臭い。。。。
私は非喫煙者なので、そういう所は気になってしまうかもしれない。
そして優しい乳首攻めからマンマンへと移行していくわけだが、…私はこの間、本当に一切身動きが取れなかった。
どう立ち振る舞ったらいいのか全く分からないのだ…!
童貞って、きっとこんな心情なんだろうな…。
気持ちいいとか気持ちよくないとかそういう余裕が余りない、あ、こうするんだ、ふぁ、そうするんだ!わぁ!なるほど、うわぁア!と頭の中に刻み込む。
男の子より上手…!
やはり、女のツボは、女の方が心得ているのだろうか。
小さなお口、小さなおてて。丁寧で優しい。とてもあたたかい。
不思議に思ったのだろうかまふゆちゃん「声出さないんですね」と聞いてきた。
ごめんなさい、緊張したのと色々考えすぎて声が出なかったんだと思う。
「普通の女の人は声出すんですか」
「声を押し殺すけど出ちゃうって人が殆どですよ♪」まふゆちゃんはちょっと楽しそうに言った。
こういうのって、慣れなのかな…
こうやってひとつひとつ、童貞は試行錯誤と失敗と体を重ねて百戦錬磨の大人になっていくんだなー…と漠然と考えながら優しい手マンを享受しているうちに時間となる、無慈悲なタイマーが狭い部屋で鳴り響いた。


あっという間。
終わっちゃったなー。まぁ45分だしなー。
と思ったらまふゆちゃん「まだ時間あるし、ちょっと攻めてみますか?」
!!!
女神!!!!!!!
今度はまふゆちゃんが下になり、私が覆いかぶさる形になる。
うわぁ、新鮮だー!!!
女の子が下にいるって、ドキドキするーー!!!
緊張しながらまふゆちゃんがやってくれたようにキスから始まり乳、マンマンへと移行していくのだが…

 

 

 

〈 続く 〉

 


※1 やおい:主に男性同士の恋愛をテーマとした女性向けの二次創作分野を指す同人用語。
※2 ゆり:女性同士の同性愛、またはそれに近い親密な関係の事。
※3 NL:ノーマルラブ。男×女の事。
※4 夢:夢小説、ドリーム小説。主にweb上で公開されている二次創作小説。創作キャラと原作キャラとの交流を第三者視点で楽しむタイプと、夢小説の主人公=自分として自己投影して原作キャラと絡めて楽しむタイプがある。
※5 スカ:スカトロ。狭義には糞便(屎尿)、排泄行為に関わる研究・考察の活動を言い、広義には糞便及び排泄についての(性的嗜好も含む)関心を指すが主に使われている意味は後者だろう。
※6 行け!稲中卓球部:古谷実代表作。スーパーおバカなギャグ漫画。